生まれ変わり・再生

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遺伝子

Image by swiftsciencewriting from Pixabay

最近では、DNAという言葉を良く耳にします。

様々な遺伝子情報がDNAという記憶媒体に記憶されているということです。

親子が似ているということもうなずけます。

ではなぜ、親子や兄弟であろうと異なる性格や個性が生まれるかといえば、更にさかのぼった先祖にあるといわれます。

ということは、生まれ変わっているということでないでしょうか。

科学者に言わせれば、それは生まれ変わりではなく、DNAによる記憶が呼び起されただけで情報が伝わったに過ぎないと言うかもしれません。

「人間には潜在意識というものがあるような気がするが、只今どこにあるか研究中です」とおっしゃるのでしょう。

死後の世界や霊魂も生まれ変わりもなく、死イコール無であると。

宗教で言う生まれ変わりは、死という恐怖の克服と現実逃避によるなぐさめのようなものとお考えなのかもしれません。

もちろん、こうした意見もあくまで仮説であり、多くの学者さんがおりますので、様々な見解、見識をお持ちだと思います。

霊魂学での生まれ変わりは、DNAにあるのではなく幽体にあったのです。

過去の人生の経験や記憶が幽体に記憶されており、霊魂の一部が再生しているようです。

肉体形成が親から子に遺伝するかのように、霊的部分においても、たくさんの情報を有した小さな種が生まれていたのです。

再生

Image by Manfred Antranias Zimmer from Pixabay

霊魂学においては、生まれ変わりという表現は使用していません。

あの世の霊魂が地上にそのまま生まれ変わったり、人が死を迎え、すぐに別の人に生まれ変わることはないようです。

あの世の霊魂はそのまま存在し、幽体という霊的身体の一部が、肉体の誕生と同時に入ってくるようです。

霊魂学では過去の人生を過去世と言っておりますが、前世という用語を用いない理由は、何度もこの地上に生まれ複数回あるので、一つ前の人生だけが、今回の人生に影響を与えるとは限らないからです。

こうした幽体の意識というのは深い意識になりますので、その記憶を明確に思い出すことはできません。

これは皆さんよくご存知のことと思います。

例えば、ある方が自分の記憶にないことを話し始めたとします。

それがすでに亡くなっていた方の情報で、調べてみたら実在の人物であったとします。

これは、生まれ変わりでないかと考えます。

ところが、自分の記憶にないことを話すことが出来る技術もあります。

霊媒現象と言うものです。

こうした技術で霊魂が人間を利用し、意念を伝えることも可能となります。

もちろん、人間の側も条件を満たしている必要があります。

亡くなったばかりの人、霊魂になりますが、そうした霊魂が簡単に使えるようなテクニックではないようですし、そのうえ霊魂は行くべき世界に入っているはずです。

ということは、霊媒現象を得意とする霊魂が情報を知り得て、話し出したということが考えられます。

亡くなったばかりの霊魂が霊媒を使い話し出すというのは、通常あり得ないことで、インチキ演技かもしくはこうしたことが起きています。

すでに他界された方を誰でも呼び出すことなど、至難の業なのです。

これで納得!?生まれ変わりと過去の記憶

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生まれ変わりがあるのかないのか、様々な見解があって良くわからないと思います。

生まれる以前の記憶をしっかり持っていれば、納得できると思うのですが、誰でも思い起こすことができません。

こうしたことにより、霊的なことに否定的な方は、生まれ変わりなどない、と考えしまうのでしょう。

それでも、人間には持って生まれた個性があるのでないかとか、霊的な感性から、自分が肉体のみの存在ではないと感じている人もいると思います。

それでも、確信にたどり着くことはできません。

人間は肉体を有していることにより、霊的なことが解りづらいようになっています。

肉体というものを考えてみますと、親の遺伝を受け継ぎ子供が生まれて来ます。

記憶は脳に残されています。

その脳は今回生まれたものです。

そこには、生まれて来てから現在の記憶しかありません。

親からの肉体的な遺伝的による影響はあったとしても、見ず知らずの過去の人生の記憶が入るわけがないのです。

肉体にとらわれてしまうと、こうした結論になってしまうのでしょう。

人が誕生する時、霊的な面においては特殊なことが起っていたのです。

母親のお腹の中で、小さな生命が生まれると同時に、あの世の霊魂の幽体の一部が入って来るのです。

あの世の霊魂はあの世にいますから、霊魂学においては生まれ変わりではなく、再生という呼び方をしています。

肉体が親の遺伝を引き継ぐように、幽体のほんの一部なのですが、あの世の霊魂の遺伝子情報が詰まっているのです。

あの世の霊魂も同じく地上に誕生した時、こうした現象を伴い生まれて来ています。

このようなことが何度も繰り返されているのです。

過去の記憶というものは、一回でなく複数回あるので、霊魂学では過去世(かこせ)といっています。

あの世の霊魂もそれ以前の霊魂の記憶に影響され人生を送り、それ以前の霊魂もさらに以前の記憶の影響を受け人生を過ごしていたのです。

幽体の意識は、長い魂の歴史の蓄積であり、様々な記憶が眠っています。

こうした意識が肉体とダブっているために、幽体の影響を受けてしまうのです。

今回、肉体においては初めての人生なのですが、幽体にとっては、様々な人生の局面で、過去の記憶が呼び起されてきます。

肉体の脳は幽体の脳とは別なので、肉体の脳でいくら考えても、過去の人生の記憶を明確に思い起こすことができないのです。

それでも意識がつながっているので、心の中で訴えかけてきます。

人間の人生というものは、幽体の意識と共に歩んでいます。

この幽体の意識が変わらないと、人生を大きく変えることは難しいのです。

人間から動物への生まれ変わり

Image by Anita from Pixabay

生まれ変わりについて様々な見解がありますが、霊魂学では、この再生において、人間が動物に生まれ変わったり、動物が人に生まれ変わることはないようです。

これは人類の誕生という難解な内容につながりますので、ご興味のある方は霊魂通信「神体」を読まれることをお勧めします。

動物や植物は、地上に誕生し生きることは、むしろ自然といえますが、人間は幽界という世界が相応しい、あの世で生活していた霊魂だったのです。

人間は動物と異質な存在なのです。

僕も反省しなければなりませんが、人とは地球上において実に身勝手な生き物です。

動物たちは、ただ自然に生きているだけなのに、人間にとって都合が悪ければ害虫や害獣にされ、数が少なくなれば保護したり、反対に増えてしまえばどんどん殺してしまうのです。

動物も環境も人が生まれたことにより、自然の営みを大きく崩してしまいました。

近年、科学技術が発達したことにより、大きく加速度を増したように思えます。

かといって、人間の生活も一度便利になってしまうと、昔のような生活に戻ることも出来ません。

これからも人間の欲望は、さらに膨らんで行くことでしょう。

また、同時に霊的環境も悪化して、人類は大きな転換期に差しかかっているようにも思えます。

こうした時代に生まれた我々は、ただ成り行きに任せるだけしかないのでしょうか。

今、自分が何をすれば良いのか、どう生きれば良いのか。こうしたことを深く考える時期でもあると感じます。

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