一助という真面目な若者が他界し、家族のことが気になり何とか地上に戻った時、自分は殺されたことを知り、復讐をたくらむというストーリーです。
昔の話ということですが、現代に当てはめることも出来そうです。
随所に霊的な話題が散りばめており、わかりやすく表現、解説しているので、やさしく霊魂学が学べます。
我々人間には霊魂の姿が見えませんが、驚くほどの霊魂が人間を取り巻いているようです。
それが高級な霊魂なら良いのですが、偏狭な意識で干渉する霊魂だと考えるとゾッとします。
それぞれの考えや言い分もあるでしょうが、正しさとは何なのでしょうか。
皆、物質世界で生きた時の経験や記憶を引きずり、呪縛のようなものが解けないままでいるように思えます。
そこから抜け出すことが修行であると個人的には感じます。
修行とは、自分のみならず他の人へも関わってくることを考えると、その必要性や重要性を痛感させられます。
霊魂学書籍のご紹介
死後の真相を探る: 本物の高級霊魂が示す真実 水波一郎著
本書は死後の世界を探求した本です。
死後の世界について多くの本が出ています。ですが、どれが本当なのでしょうか。それを先に検討しなければ、真実が分からないのが実情です。
例えば、臨死体験を調べて、死後の世界を類推する人もいます。ですが、それでは死後の真実は分かりません。臨死体験は死んでから死後の世界に入り、そこで生活した人の体験ではないからです。死後の世界で生活する事なく、生き返った人達の証言だからです。
仮に、死後の世界の入り口まで行っていたとしても、それでは駄目です。そこで生活しなければ、その後どうなるのかが、分からないからです。
それから移動するのかもしれません。どこかで審判された人達が天国と地獄に別れるという説もあります。ですから、臨死体験では死後の真相は分からないのです。