一助という真面目な若者が他界し、家族のことが気になり何とか地上に戻った時、自分は殺されたことを知り、復讐をたくらむというストーリーです。
昔の話ということですが、現代に当てはめることも出来そうです。
随所に霊的な話題が散りばめており、わかりやすく表現、解説しているので、やさしく霊魂学が学べます。
我々人間には霊魂の姿が見えませんが、驚くほどの霊魂が人間を取り巻いているようです。
それが高級な霊魂なら良いのですが、偏狭な意識で干渉する霊魂だと考えるとゾッとします。
それぞれの考えや言い分もあるでしょうが、正しさとは何なのでしょうか。
皆、物質世界で生きた時の経験や記憶を引きずり、呪縛のようなものが解けないままでいるように思えます。
そこから抜け出すことが修行であると個人的には感じます。
修行とは、自分のみならず他の人へも関わってくることを考えると、その必要性や重要性を痛感させられます。
霊魂学書籍のご紹介
神伝禊法 改訂版: 新時代の霊的トレーニング 水波一郎著
本書はこれまで出版されていた『神伝禊法』の改訂版です。著者の指導する五段階の神伝禊法の体系が変更になりました。本書はそれに基づいて、一部内容を変更した本になっています。今後は、風、光、大気、霊、神の禊となります。神伝禊法は従来行なわれてきた禊ではなく、霊的な進歩をもたらすための霊的な修行法です。本には具体的な作法は書けませんが、その意味するところは充分ご理解いただけると思います。


