お好きなコンテンツから読めます
恐るべし、霊的調査
入会当初、欠かさず集会に出かけておりましたが、瞑想していて同じ時間になると、廊下からコツッ、コツッ、コツッと先生の足音が聞こえて来るのです。
僕は「きっと、瞬間移動しているに違いない」と思っていたのです。
今となっては笑い話ですが、真剣にそう信じていました。
確かに霊魂であれば、肉体を持たず霊的身体のみなので、壁をすり抜けたり、瞬間移動も可能です。
しかし、いかに霊能力者であっても生身の人間に出来ることと出来ないことがあります。
こんなこと説明するまでもないかぁ。
昔、この霊的集会に知り合いを通じた人達を連れてきました。
ある霊的思想を、支持する方々だったのです。
そのうちの一人の方が公開霊査(霊的な調査、診断)を申し込まれたのです。
その方は、手を当てる式の施術を行っている方でした。
霊的調査により、手から間気が流出して、間気不足である指摘をされました。
そして、支持する宗教的思想に関与してくる低い霊魂がいることを告げました。
集会が終わり、僕は喫茶店でコーヒーを飲んでいました。
すると、ガヤガヤと入って来る人がいましたので、横目で見ると集会に誘った人達だったのです。
もちろん、僕のことは気が付かない様子です。
彼らの話に耳をすますと、霊査を受けた方が話はじめました。
「あの人が、先生に私のことを事前に伝えていたのでしょう」と笑っていました。
当然、あの人とは僕のことです。
実は師には、彼らのことは、何の告げ口もしていないのです。
ということは、霊査の内容が図星だったということです。
恐るべし、霊的調査。
霊魂学書籍のご紹介
死後まで続く幸福のために: 霊魂や低い幽気の悪影響を防ぐ 水波一郎著
人の肉体と重なっている幽体は、いつでも健全とは限らない。肉体が一度も病気にならない人がいないように、幽体であっも、不調になる時がある。肉体と重なっている幽体が不調になれば、人の人生にも何かしら悪影響が出る可能性がある。私達はそれをまるで考えてこなかった。本書では、幽体などの幽的な部位が人の人生にどのように影響を及ぼすのか。それを論じている。もしかしたら、それが不幸の原因になっているかもしれない。誰でも幽体を持っている。という事は、どんな人であっても、肉体の健康と同じように幽体の健康を考える必要がある。本書は、知らないうちに起こっている霊的な問題を解説する。読者が霊的な事で不幸を背負わないように願うものである。