僕もインコを飼ってみて、こんなに小さい鳥なのに、その賢さに驚かされました。
まさか鳥同士が会話していたとは、ビックリです。
鳥の言葉を科学的に証明したのは、動物行動学者の鈴木俊貴先生です。
長野県軽井沢の森で、16年に渡り、シジュウカラの鳴き声を観察、研究したそうです。

シジュウカラ byまぁ~のどうぐばこ
シジュウカラは群れで暮らし、昔から様々な鳴き声を出し、異性の気を引くための繁殖行動と思われていたそうです。
鈴木先生は、シジュウカラの色々な鳴き方に意味があるのではないかと考えたのです。
目の付け所が、普通の人とは違いますね。
「ヂヂヂヂ」という鳴き声は、集まれ!という鳴き声で、餌を見つけた時や、注意を促す意味だそうです。
天敵が近づくと、「ピーツピ」「ジャージャー」「ヒーヒーヒー」と鳴き、その種類までも使い分けているのです。
「ピーツピ・ヂヂヂヂ」は、警戒しながら集まれという意味で、モズなどの天敵に集団で威嚇するそうです。
逆に「ヂヂヂヂ・ピーツピ」では、反応がないのです。
二つの言葉に文章があり、文法もあるようです。
興味深いのは、長野県ではコガラという鳥と一緒に群れをつくるそうですが、お互いの鳴き声の意味を、理解しているようです。
また、リスも鳥の警戒を示す鳴き声に、反応するのです。
どこにも悪賢いのがいるもので、「天敵が来たぞ!」と鳴き、餌を独り占めする鳥もいるそうです。
小さな動物は、群れをなし、工夫しながら生き永らえているのだと、改めて感じました。
ご興味のある方は、下記サイトにて鈴木先生の研究が詳しく書かれています。
NHK サイエンスZero
世界初! 「鳥の言葉」を証明した“スゴい研究”の「中身」 『ピーツピ・ヂヂヂヂ』
NHK ONE | 日本放送協会


サイエンスZERO
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