宗教の教え

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世界では、キリスト教人口が一番多く、イスラム教が二番目です。

先進国と言われる欧米では、少子化傾向で、若者の教会離れもあるようです。

イスラム教圏は後進国に多く、人口増加に伴い、今後イスラム教人口が一番になるといわれています。

常々思うことですが、キリスト教国は権力闘争が多く、革命を繰り返している歴史があります。

イスラム教圏も、争いが絶えないように感じます。

信仰心が強いのに、なぜこうしたことが起きるのか?

宗教が争いの原因ではないのか?

こうしたことが、日本人の宗教観に影響しているような気もします。

宗教の教えは、古い時代背景に即したものです。

学問もなく、食べることもままならない人達に対し、まず倫理的な教えが必要になります。

権力者が力を誇示する時、反感を抱く人が反乱を起こします。

争奪戦の社会であれば、道徳を学ぶことが大切といえます。

混迷している時代においては、秩序をつくり国家の統制を図るために、心の成長を優先させなければなりません。

宗教の役割に、社会的教育が求められ、様々な哲理も生まれたことでしょう。

社会が混乱しているからこそ、お釈迦様、イエス・キリスト、預言者ムハンマドが生まれて来たのかもしれません。

教えを実践することで、救いが得られると考えるならば、異なるものを排除しようとするし、一神教同士の対立が、起きることも考えられます。

日本の憲法と同様、時代や社会環境の変化にそぐわない部分も、出てきてしまうこともあるでしょう。

霊魂学では、心の成長だけでなく、霊的な成長を重点に置いています。

倫理や道徳は、人が生活しやすくなるための手段、方策と捉え、信仰心という前提のもとに、技法を行い、霊的成長を図ろうとするものです。

宗教が霊的なことを含めて人の救いであるならば、霊的な成長が得られるように、高級霊が指導しやすい状況にあることが重要です。

僕は、外国の宗教を批判するつもりもないし、どの宗教が良いのかわかりません。

その民族にとって良いのなら、他人が口出しすることではないと思います。

多面的な役割を担っているのも、宗教だからです。

自分達の社会を広げようとするから、混乱が起こり、争いにつながるものです。

陸続きで多民族が暮らしている地域では、日本のような島国に暮らしている我々では、感じ取れないこともあるでしょう。

国際情勢の話をすれば、イスラム教圏における産油国の混乱は、石油利権に伴う大国の思惑があります。

近代史における戦争、紛争は、経済が大きく関わっているように思えます。

歴史は繰り返すと言いますが、過去の歴史を知り、過ちを繰り返さないようにしたいものです。

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