本当の守護霊はどこ?
守護霊という用語は頻繁に使われています。
文字から考えると、災いから守ってくれるといった印象があります。
馴染み深い言葉ですが、用い方、その定義もまちまちです。
本来は、担当する人の霊的な成長を援助してくれる存在なのです。
先祖や故人といった、自分の縁のある霊魂が守護霊になるという人もいます。
ところが地上を離れたばかりの霊魂では、役不足なのです。
霊魂学における守護霊は、かなり高級な霊魂を指しています。
霊的に進歩向上を手助けするには、守護霊自身が霊的に成長していないと無理なのです。
ところが、守護霊レベルの霊魂は、人間のことがよくわからないそうです。
霊的成長をとげている霊魂なので、どうしても担当する人間とは霊的距離が出来てしまいます。
「じゃぁ、守護霊と人間は交流できないのだから、いてもしょうがないじゃないか!」と思われることでしょう。
もちろん、心配ご無用です。
補助霊と呼ばれる比較的人間の霊的レベルに近い霊魂が、間をつないでくれるのです。
まずは、補助霊と仲良くなることです。
仲良くといっても、なあなあになることではありません。
対価など求めず援助してくださるのだから、当然、礼節は大切です。
高級霊にも、救う自由もあるし見捨てる自由もあるのです。
ご自身が霊的成長を遂げることが出来れば、本物の守護霊と直接交流できるようになります。
補助霊に間を取り持って頂くかなくても、守護霊とじかに意思疎通ができるようになれば、それは霊的に進歩したということにもなります。
守護霊からの霊感
守護霊との交流は、その姿が見えたり声が聞こえるようなものではありません。
本来、肉体の目は物質を見るようになっていますし、耳も同様です。
ですから、霊能力的な交流を求めようとするのは間違いです。
守護霊といった高級霊は、脳を操るといった危険な行為はしないのです。
例えば、問題のある霊的カルマが浮いてきたとします。
目の前の道が左右に分かれていて、どちらか行こうか迷っています。
迷っているのだけれども、どうしても左に行こうとしてしまいます。
霊的カルマとはこういったものなのです。
この時、守護霊は左に行ってしまうと、人生を間違えてしまうことを考え、「右に行け」と霊感を送ってくれるのです。
未熟な霊魂は、逆に、強く左に行くことを願うかもしれません。
守護霊の役目は、目先の欲求を叶えるためでなく、常に、担当する人の霊的な進歩向上に向いています。
すでにある程度の霊的カルマは、把握しているようです。
もちろん、この世を生きるためには、仕事やお金がなければ生きて行けないことも分かっています。
守護霊自身も人間として生き、苦悩し成長した、身近で一番頼りになる大先輩なのです。
突然目の前に現れたり、耳元でささやいたりするのは本来の守護霊ではないと思って下さい。
その存在は、心の奥で感じ得るものです。
最近では、未熟な霊魂を守護霊と呼んだり、さらに唯物論的な人も増え、出番がなくなってしまったようにも思えます。
目先のご利益や霊能力などを求めるのでなく、自分の霊的な進歩向上を願う時、その思いは必ず受け止めてくれることでしょう。
知らないと損をする過去世(前世)の記憶
肉体と同時に存在している霊的な身体である幽体には、過去何度も地上に生まれ、様々な経験や記憶があります。
こうしたものが、今の人生に影響を与えているのですが、タイトル「これで納得!?生まれ変わりと過去の記憶」で申し上げたように、その記憶は自分を思い出すことはできません。
「何の手立てもないのか、無責任すぎるぞー!」と思われるでしょうが、守護霊は、すでに調査済みなのです。
守護霊の仕事は、担当する人の霊的進歩向上にあります。となれば、
過去世においてどのような人生を送り、どういった心情が潜んでいるのかを知る必要があります。
霊魂によれば、過去世を調査すると将来が見えてくるようです。
ただ、時期を明確にすることは難しいようですが、ほとんど当たるそうです。
今回の人生に過去世の記憶が影響しているわけですから、それを知ることで対応策も考えられるし、自分を変えることにもつながります。
本物の過去世調査は、大きな価値があります。
なぜ“本物”という言葉を付け加えたかというと、世の中には過去世、前世鑑定を行う人はたくさんいるようです。
ところが高級霊である守護霊に直接聞くことになるので、それほどの高級霊媒がそんなにいるわけがないと思えるからです。
真面目に、過去の自分を知りたいという方は、「契山館」へのご入会をおすすめします。
僕の師が直接行いますので、大変信頼のおけるものです。
過去世というものは膨大ですが、今あなたが知るべきと判断される過去を調べてくれます。
また、守護霊や指導霊の調査、霊的状態の調査なども行っています。
守護霊を変える??
守護霊を交代させるとか、変えるというような話を聞きます。
霊魂学でいう守護霊は、タイトル「守護霊はどこ?」でお話したように、通常では交流しにくいような高級霊です。
たとえば、不幸なことが起ったり、自分の思い通りにならないのは、守護霊のせいではないかと考える人もおりますが、それ以前に守護霊自身が、担当する人間のことが良くわかっていないのが現状です。
まずは、守護霊と、交流を持つためにどうすれば良いのかを考える必要があります。
本来の守護霊に自分を知ってもらうには、幽体という霊的身体を成長させ、オーラを強く発することが望まれます。
そうすれば、守護霊の部下ともいえる補助霊を介さずとも交流が可能となります。
霊魂学における守護霊は、生まれてから死ぬまで、そして死後少しの間の面倒を見てくれます。
死後少しの間ということは、上の世界に入れるように、お迎えに来てくれるということです。
すでにあなたが生まれた時に、そこまで責任を持ち、担当してくれているのです。
だからこそ、多くの方に、本来の守護霊と交流して頂きたいのです。
必ず霊的な進歩向上のための手助けをしてくれます。
それが仕事なのです。
もちろん、物質界の仕事とは異なりますが、高級霊は、地上の人間のように気まぐれではありません。
信念を持って活動しています。
僕が昔に霊的集会の前夜に、ボソッと「満たされたい」とつぶやいたのです。
こうしたわずかなつぶやきも、逃していませんでした。
集会の日、「昨日思ったことは、必ず叶える」と師が代弁してくれました。
その時もうれしかったのですが、今考えると霊的な意味では、十分満たされたような気がします。
人生における大切なことを、たくさん教えてくれたのです。
しかし、一生修行ですし、死後の世界も修行が続きますので、立ち止まるわけには行きません。
霊魂には出来ないことがあります。
それは、高級霊は人間に対し、意思が伝わりにくく、人間は霊的なことがよくわかりません。
こうしたことを、より多くの方に伝えることが、先に霊的なトレーニングを習った僕の仕事かと思います。
守護霊は、一生変わることはありません。
守護霊で手に負えない分野もあるかもしれませんが、そうした時はしっかりとした指導霊を加えてくれます。
僕が情けないので、守護霊が、生前武将だった指導霊も僕の指導に参加してくれたようです。
さらに複数の指導霊が、僕の人生に関わってくれています。
本来の守護霊と交流できるようになるためにも、霊的なトレーニングを多くの方が行って頂けることを願います。
毎日祈っていれば守護霊は話かけてくる??
今思えば、いかに無知であったか恥ずかしく感じますが、入会当時こんなことがありました。
ある霊能力者の本に、「毎日、寝る前に守護霊にお願いすれば、いつか話しかけてくれる」といったことが書かれておりました。
そこで毎晩、自分の守護霊に、お願いしていたのです。
いつもの霊的集会の霊言で、「守護霊が声として話しかけるというのは、憑依しなければ出来ない」と師が語ったのです。
どうやら、伝わっていたようです。
霊魂学的には、霊魂は肉体がないので、人間のように喋ることはできないのです。
仮に霊魂が憑依出来る状態であれば、かなりの霊的障害者です。
幽体と肉体がしっかりダブっている、重なっているのが健全です。
それが、密着が弱くなり、幽体がズレてしまい、その隙に入り込んで来るということです。
守護霊は、担当する人間の霊的進歩・向上に手助けをするのだから、こんなことはしません。
というよりは、霊的な障害があると、オーラも出ていないので、守護霊が力をかける状況ではないのです。
毎晩、寝る前に守護霊に「話しかけて下さい」と祈っている人がいたら、無駄ですのでやめた方が良いです。
もし、本当に話しかけて来たら、本当の守護霊じゃないですよ。
タイトル「守護霊はどこ?」にありますように、守護霊は高級霊ですので、オーラを強く発して交流できるようになることが先決です。
今日からは、「話しかけて下さい」というのをやめて、「霊的な進歩、向上へ導いて下さい」と祈ることにしましょう。
補助霊は、つらいよ
守護霊という言葉はよく聞かれると思いますが、タイトル「守護霊はどこ?」でお話したように、本来の守護霊は霊的レベルが高く、どうしても人間と霊的距離あります。
そのため、担当する人間の様子がわからないようです。
そこで、あの世といわれる幽界で上の方に入った霊魂が、守護霊の指示を受けて、霊的な進歩向上の手助けをしてくれます。
僕が霊的なことに興味を持った頃は、今のようにインターネットなどなく、書店に置かれている本くらいしか情報源がありませんでした。
宗教などの勧誘は、うるさいくらい来ていましたが、僕には馴染めなくて、神や霊魂と通じ合える人を探していたのです。
仕事帰りで時間も早いので、駅前の書店で霊能者関係の本を探していると、「大霊力(だいれいりき)」というタイトルが目に入ったのです。
きっと、補助霊が「この本いいよ!」と勧めてくれていたのでしょう。
それから間もなく、霊的なトレーニングの会に入り、現在に至っています。
このブログでは、低い霊魂の話が多くなっていますが、高貴な存在に連なる霊魂方も一生懸命に活動されています。
低い霊魂は、人間を操りたいとか仲間に引き込むという、ただ自分の欲求を満たす為に好き勝手なことをしています。
補助霊は上の方の幽界に入ったのだから、あの世に居た方が楽に決まっています。
それでも、自分を犠牲にして地上に生きる人の意思も尊重し、気を配りながら頑張ってくれています。
人に思いが伝わらず落胆したり、時には低級霊と接触することもあるかもしれません。
それでも、ひるまず使命を貫いています。
ご多分に漏れず、僕も含め人間とは、自分を守ることばかりに執着しているように思えます。
どうしても他人のことは二の次です。
肉体を持っているせいでしょうか?
僕もそうした立派な霊魂になれるのだろうかと、不安がよぎります。
守護霊ばかりが騒がれている昨今ですが、補助霊という霊魂の存在も、日の目を見ても良いと感じます。
たしかに、人間には霊魂が見えませんので、ブログで取り上げてみました。
「補助霊がんばれ!」