
冒頭は、昔話風で始まりますが、スーパーボールのような話の展開です。
子供向けのような体裁ですが、大人でも十分読み応えがあります。
フェイクニュースや情報戦、忍者のスパイ工作、敵国を弱体化させるために分断をけしかけたり、人間社会を風刺しているようでもあります。
平凡な、お爺さんとお婆さんが翻弄されてしまう姿は、ちょっと可哀想な感じもします。
人生の終盤でこんな出来事に遭遇したら、寿命が縮まってしまいそうです。
それでも最後は、何物にも代えがたいご褒美がもらえたことは、ホッとします。
この物語に出てくるお婆さんは、そんなに悪い人でしょうか。
僕の方がよっぽど腹黒な気がします。
皆さんは、どう思われますか。
霊魂学書籍のご紹介
霊魂研究へのいざない: 死後の世界や霊魂について学ぶには 水波一郎著
霊魂や死後の世界があると思う人には、ぜひ読んでいただきたいと思います。霊魂や死後の世界を信じる人は大勢います。ですが、その人達は様々な考えを持っています。専門家を自認する人達の主張も、皆、同じではありません。なぜなのでしょうか。それは、科学のように、客観的に実験したりして、立証できる分野ではないからです。ある霊能力者に起きる事が、他の人には起きません。その場合、その霊能力者が嘘をついている可能性もあります。どの主張も科学のような客観的根拠を持つわけではありません。それでは、霊魂も、死後の世界も、何も証明できません。立証できないという事は、どの説が正しいのかが判明しない、という事なのです。そうなりますと、いろいろな人達が、いろいろな事を言う事になります。

