
主人公が霊的世界という迷宮に足を踏み入れる。そこには危険な罠が待ち受けていた。
人間VS悪霊VS悪魔。
霊魂とのパイプ役である著者が、明かした霊的世界の光と影。
ある青年が母の死を契機に、死後の世界や霊魂に興味を抱き、彼を通して霊的世界の複雑さや、怖ろしさ伝えています。
もちろん、霊的世界に関心も持つことは悪いことではないと思います。
死後、人間が霊魂として存在し続けるのであれば、とても大事なことであると感じます。
僕も霊的世界に関心を持ちはじめた頃、様々な情報が溢れていて、戸惑ったことを思い出します。
本を読んで瞑想していた時期もありました。
実は単に知識だけの自己流が、とても危険なことなのです。
我々人間は霊魂が見えませんが、霊魂には見えてしまうのです。
悪い霊魂にでも目をつけられてしまうと、なかなか離れてくれません。
幸いにも、僕は本格的な霊的トレーニングに廻り合えたことで、誤った方向に進まずに済んだのでしょう。
霊魂は怖がるだけの存在ではありません。
今の人生、そして死後の世界での幸福に向け、手助けしてくれる霊魂もいます。
安直なご利益を期待するのではなく、こうした霊魂から真の霊力を受け取って欲しいと思います。
「真実を求めて」この本は難しい専門用語を並べて、いかにも的な内容ではなく、主人公を設定し物語風にわかりやすく書かれています。
ですので、理解出来ずに途中で飽きてしまうようなものではありません。
正しい認識を持つことで危険やリスクを避けることが出来ます。
霊的世界に関心のある方は、この本を、ご自身の霊的進歩向上につなげて欲しいと願っています。
霊魂学書籍のご紹介
契山館: 霊魂学と霊的修行の会とは 水波一郎著
本書は、霊魂学と霊的修行(霊的トレーニング)を学ぶ会である契山館について説明した本です。
契山館の誕生から活動内容、目指しているものなど、会の考え方が分かるようになっています。
宗教や霊的な団体と言われる組織は、外部からは分かり難い面もあると思われます。中に入っている人には当たり前の事も、それ以外の人からは、不思議に見える事もあるかもしれません。契山館は宗教法人ではないので、公の情報はないし、教会とか神社とか、寺院とかいうような施設もありません。
ですから、どこにあると聞かれても、どこにもありません。
会員は場所を借りて集まるしかありまん。
つまり、小さな会なのです。
そうではありますが、契山館は自己主張しています。霊魂学や霊的トレーニングは、人間にとって大切なものであり学ぶ価値のあるもの、と確信しているからです。