水波一郎著「神気降臨:人間の救いは高級な幽気」

様々な宗教では、救いを説いています。

では、救いとは一体何なのでしょうか。

日々の生活にとどまらず、大方、神や仏に近づくことを意味しています。

そして、様々な方策を示しています。

しかし、今ひとつピントこない部分もあります。

それは、何千年も昔の人達に向けての教えだからではないでしょうか。

社会や文化、そして自然科学の発展、昔とは大きく変わっています。

現代にイエス・キリストや、お釈迦様のような人が生まれて来たら、同様な教えを説くとは考えにくい気がします。

国や地域によっても社会や環境も異なり、人々の考え方も違っています。

更には、大昔に比べ霊的環境も悪くなり、難しい話になりますが、再生による霊的カルマも深くなっていることも考えられます。

幽体の状態が悪いと、祈りさえ高級霊に届きにくくなってしまいます。

昔「雷が鳴ったら、おへそを隠せ」とか「雷様に、おへそを取られる」などと言われていました。

決して無意味ではなく昔の人達には、十分だったのでしょう。

現代の人達は、理論的な説明があった方が、しっくり来ると思います。

この本は、少し踏み込んだ難しい内容となっておりますが、救い、霊魂についての現代向けの一冊ではないかと思います。

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