水波一郎著「神託の女王:むかしむかしの霊的なお話2」

「おじいさんのご褒美:むかしむかしの霊的なお話1」に続き、第2弾となりますが、今回は国や政治絡みで、複雑な話となっています。

有限な物質の世界において、動物的本能を持ち、人間には様々な欲望が生まれ、平和に暮らすことが困難な生き物ではないかと思います。

いかに政治というものが難しいかを考えさせられます。

理想と現実のはざまで、若い女子が女王に担ぎ上げられ、重大な決断を任せるというのも酷な気もします。

思いのほかの結末に現実的な所もあり、この国の根本的なシステムの問題、対外、外交政策も重要であると感じます。

現代でも政治家が、占い師や霊能者の助言を受けているという噂話もありますが、高級な霊魂との交流は、いつの時代も同じく霊媒が高級霊魂に近づく為の努力、霊的修行の大切さを、この本は伝えています。

理想を言えば、より良い人間社会を形成する上で、妥協や譲り合い、協議も大事ですが、人間自身が霊的に成長するのが得策かなと思います。

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