この物語は、物質世界の人間ではなく、一度他界した霊魂達の戦いです。
物質の世界においては、人が生きるために必然的に争いが起きてしまいます。
しかし、霊魂の世界は、幽体という身体で活動するため、物質の世界のように食料や資源を確保する必要がありません。
ところが、何の不自由のないはずの幽界において、低い世界では霊魂同士の争い、暴力や虐待が横行し、苦しくて辛い所になってしまっています。
こうした世界に住む霊魂が、何らかのきっかけで物質の世界に戻ってしまうと、もう恐ろしい幽界には帰りたくはありません。
物質世界に住み続けることになります。
霊魂となっても、集団、組織が力を持ち、力のある者が弱い者を支配し、国家間の争いが生まれてしまうようです。
この物語の軍人達は高級霊の導きで救われて行きます。
それまでの争いや苦しみは、一体何だったのかと考えさせられます。
人間として生きているうちに、霊魂を勉強し、下の世界に落ちないようになることが大切であると感じさせられます。
霊魂学書籍のご紹介
霊魂研究へのいざない: 死後の世界や霊魂について学ぶには 水波一郎著
霊魂や死後の世界があると思う人には、ぜひ読んでいただきたいと思います。霊魂や死後の世界を信じる人は大勢います。ですが、その人達は様々な考えを持っています。専門家を自認する人達の主張も、皆、同じではありません。なぜなのでしょうか。それは、科学のように、客観的に実験したりして、立証できる分野ではないからです。ある霊能力者に起きる事が、他の人には起きません。その場合、その霊能力者が嘘をついている可能性もあります。どの主張も科学のような客観的根拠を持つわけではありません。それでは、霊魂も、死後の世界も、何も証明できません。立証できないという事は、どの説が正しいのかが判明しない、という事なのです。そうなりますと、いろいろな人達が、いろいろな事を言う事になります。