
冒頭は、昔話風で始まりますが、スーパーボールのような話の展開です。
子供向けのような体裁ですが、大人でも十分読み応えがあります。
フェイクニュースや情報戦、忍者のスパイ工作、敵国を弱体化させるために分断をけしかけたり、人間社会を風刺しているようでもあります。
平凡な、お爺さんとお婆さんが翻弄されてしまう姿は、ちょっと可哀想な感じもします。
人生の終盤でこんな出来事に遭遇したら、寿命が縮まってしまいそうです。
それでも最後は、何物にも代えがたいご褒美がもらえたことは、ホッとします。
この物語に出てくるお婆さんは、そんなに悪い人でしょうか。
僕の方がよっぽど腹黒な気がします。
皆さんは、どう思われますか。
霊魂学書籍のご紹介
たましいの救い - 人は表面の心だけで生きてはいない 水波一郎著
人は誰でも悩みや苦しみがあります。そんな時、救いという言葉が身近になります。 悩みがある時、人は友人や両親、学校の先生や先輩に相談するのかもしれません。ですが、そうした人々では、難しい相談内容であったり、あるいは、適当な相談相手がいない時、人は神様に救いを求めるのかもしれません。 いずれにしても、人々が救って欲しいのは心なのでしょう。ですが、霊魂に聞きますと、心は魂という大きな意識のほんの一部だと言うのでした。 なぜならば、人間は霊魂として、霊魂の世界で生きていた頃の心をも背負って、再び、この世に生まれているから、ということでした。今、この世で、数十年間生きた経験しかない心は、魂の全体ではないのだそうです。 では、そんな大きな意識である魂にとっての救いとは、一体、何なのでしょうか。