一見、難しい時代小説のような印象を持ちますが、まったく違います。
約80ページに、童話のように読みやすい短編6話が載っています。
・武士の気持ち
・侍の刀
・武士に切られた兎(うさぎ)
・吾助の宝捜し
・師匠の願い
・仏像の涙
現代人に欠けてしまった、人間本来の純朴さが感じられます。
昔の人たちに比べ、科学が発達し文化も大きく変わり、知識もたくさんあるでしょう。
反面、大事なものを失ってしまったようにも思えます。
この本について著者の説明に、「現代の子供達の未来の為に・・・」とあります。
昔の人達の霊的な面を含めての人間の人生。
先代の日本人が、我々現代人に訴えかけているように思えます。
霊魂学書籍のご紹介
霊的技術 - 傷ついた幽体を救え 水波一郎著
本書は霊魂の存在を信じる人に向けて記しています。信じない人を対象としていません。霊魂の分野の専門家には、不道徳な霊魂を排除したり、霊的な穢れを除去したり、というような依頼や相談が来るものです。そうした際に行なう霊的な技術は、どのような原理で行なわれているのでしょうか。そうした技術を素人が見よう見まねで真似をすると危険です。ですが、そうした技術を受けたい場合は、自分がどんな事をされるのか、どのようにして不調が改善するのか、そうした理由くらいは知りたい、と思う人が大勢いらっしゃると思われます。本書は、霊的な意味での祓いを初めとした、各種の霊的技術について説明する事を試みた書物です。具体的に手法を書くと、準備もなく真似をする人が出てしまいますから、そうした事については記載しません。霊力がない人が除霊しようとして、自分が霊魂に取り憑かれては取り返しがつきません。ですが、どのようにして霊魂を排除できるのかは、どなたであっても知っておく必要があります。本書を通じて、霊的な技術についての理解が深まる事を願っています。